サロンNo53"ユーシン渓谷の秋を歩く"(H.23.11.24 晴れ)

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(記録 多摩江)

  yusin-1.jpg小田急線「新松田」の改札口に8時に集合し、3台のタクシーに分乗して、玄倉バス停を越えて車止めまで行く。途中、富士山がくっきりと青空に浮いているが如くに雄々しい姿をみせてくれた。ユーシン渓谷は神奈川県山北町の玄倉川にある渓谷。

yusin-2.jpg 車止めよりゲートを通って林道を歩き始める(8:45)。途中、落石注意や増水注意の標識が数か所ある。タクシーの運転手さんが、今年は、夏の猛暑や豪雨等で殆ど紅葉は見られないと云われた通り、最初は多少の色付きは見られたものの変に枯れた葉が目立った。しかし、林道を緩やかではあるが上って行くに従い赤や黄色に染まった葉が目立ち始め、常緑樹の緑が紅葉を演出している。

yusin-3.jpg 最初の境隧道は、全く明りが無く懐中電灯で足元を照らしながら歩く。素掘りではなく、壁はきちんと補強されていた。すぐに出口の明かりが見える位の短いトンネルだ。トンネルを出ると、大小の砂利が道を覆う様になった。左手下には、清らかな渓流が大小の石を分ける様に流れ、癒しの音を立てている。最初の休憩をとる(9:20~9:30)。

  yusin-4.jpg二つ目のトンネル青崩洞門(幅3m、高さ4.5m、長さ327m)(9:40)に着く。岩が剥き出しの素掘りで途中がカーブしているので出口が見えず真っ暗だ。懐中電灯無しでは歩けない。そこを出ると屋根のある関門になる。そこを過ぎて振り返って見ると屋根に沢山の山崩れの残骸があった。渓谷も深さを増し、紅葉とのコントラストが突き抜ける様な青空に一枚の絵を作っている。間もなく、三つ目の石崩隧道(素掘り)を過ぎると川幅が急に狭くなる。更に、歩き進み玄倉ダム入口付近で休む(10:00)。

  yusin-5.jpgすぐに、四つ目の素掘りの隧道を通り抜けるとダム湖がエメラルドグリーンの水を湛えているのを見ることが出来る。底まで見える透明度だ。ダム湖の上から再び川幅が広がり、玄倉第二発電所が見える。上流にある黒木ダムの水を導水路で運び、ここで発電している。河原の大きな石が太陽の光に反射して、周囲の緑、紅葉とマッチして心が洗われる様な景色になっている。先に進み五つ目の隧道を通り抜ける。更に、六つ目の隧道(素掘り)を過ぎると更に川幅が広がり沢山の白い大きな石が点在する様になる。

  yusin-6.jpg河原に、太陽が燦々と降り注いでいる格好の場所を見つけ下りていく。そこで昼食を摂る(10:45~11:35)。どんな昼食でも周囲の景色と癒しの水音で最高のご馳走を食べている気持ちになる。

 

                                                                     yusin-7.jpg元来た道を戻る。気温が上って来た時より下がり、服を一枚羽折る。又、行きに休んだ玄倉ダム入口付近で休憩する(12:00~12:05)。 青崩洞門を出たところで右手に沿ってある脇道を戻ってみる。又、元の道に戻り、「玄倉4.4k、ユーシン5.6k」の標識のある場所で最後の休憩をとる(12:55~13:07)。車止め(13:25)を通り、玄倉バス停まで歩く(14:20)。

総行程16km、5時間、高低差250―300mのハイキングでした。15:06発の谷峨行きのバスで帰路につく。

  • <コース>

    新松田(8:00)⇒車止め(8:45)⇒休憩(9:20-9:30)⇒青崩洞門(9:38)⇒石崩隧道(9:45)⇒玄倉ダム(9:52)⇒休憩(10:00-10:10)⇒第六隧道(10:40)⇒昼食(10:45-11:35)⇒青崩洞門(12:29)⇒休憩(12:55-13:07)⇒車止め(13:25)⇒玄倉バス停(14:20-15:06)

    • <参加者>(14名)

      孝儀、多摩江、善右衛門、恵美子、龍太、勝巳、才美、邦子、憲治、世義、吉生、達也、茂子、幸子、

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