No.273 矢佐芝から明神ケ岳(2011年9月15日)

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(記録担当 茂子)

YASA-6.jpg暑かった夏も少し治まり、秋の山が恋しくて、臨時の山行にもかかわらず10名の参加で、健ハイお馴染みの体力測定の山、明神ケ岳を、一つ谷向こうの矢佐芝から登る。一週間続きの真夏日で、横浜の予想最高気温34度。台風は大丈夫だったけど、暑さは、もう秋なのに! 小田急線栢山駅8時集合、予約手配のタクシ一2台に5人ずつ分乗して、細い山道を矢佐芝の一般車両の車止めゲートまで行ってもらう。

YASA-3.jpg矢佐芝、8時30分出発。すぐに樹林の中の登りで、歩きやすく涼しい。花は少ないがこの辺りは雨が多かったのか、きのこが多い。ゆで卵のてっぺんに真っ赤なベレー帽を描いたような、なんとも不思議な珍しいきのこ発見。「タマゴ茸」で、食べられるそうな。小さな新栗、ドングリも落ちている。小さな米ツツジが、岩に張り付いて生えている。春にはこんな所ででも小さな花を咲かせるのか。盆栽の世界だ。木陰の樹林でも登り続きなので、汗は半端でなく、みんな、本当に絞れるほど、顔面から滴り落ちて、目に入って痛い。リーダーから再三水の補給を促される。今日は一体どれほど飲むのか。

YASA-1.jpg9時30分、見晴台(625m)到着。来た道は、地元の誇り「二宮金次郎柴刈の路」。「芝」ではなく「柴」である事に注目。樹林が切れ日向になると、萩、ススキ、月見草など秋の花が豊かで、秋の訪れを実感。ススキは穂を出したばかりで銀色に光っている。暫し展望を楽しみ、作業車用林道を横切り、再び樹林の中を歩く。

樹林の中にも、日陰の花、山アジサイ、ミズヒキ、カラマツソウ、キバナアキギリ、白い野菊、等が咲いている。時々タマゴ茸が見つかり、その変わった色や形の成長過程を楽しんだ。成長するとシイタケの形だが、笠は真っ赤、裾に白い逆さスカートをはいている。スカートの無いものは似ているが、毒だとか。

YASA-5.jpg11時10分、稜線に出るといきなり涼風。樹林の中は木陰だったけど風は無かったものねー。心地よい尾根の散歩道。自然林のアーチ。展望が開け、お花も多い。11時30分、明神ケ岳頂上到着。雲が出ていて、周りの山々はあまり見られない。富士山はどっち?とか、言いながら、お馴染みの山頂にほっとして、記念撮影。他にも3,4人の登山者がいる。頂上近くの赤茶けた斜面に巨大なフジアザミ。1mもあろうか。大きなアザミの花がうつむいている。アザミの女王さま。

YASA-2.jpg少し移動して、見晴らしのいい、風の通る斜面で昼食。下山コースを皆で相談して、この暑さで無理はしない事として、12時15分、いつもの最乗寺に下るコースを取る。尾根道を更に行くと、前方を雌の雉が道先案内のようにずっと私達を先導してくれて、皆、あれは何時もの雉だ、とか、福山先生が私達に会いに来てくれているんだ、と言って、先生を偲んだ。先生は5月にこのコースの整備に来てくださったのだ。最乗寺への分岐の標識も、先生の字。

YASA-4.jpg登りと違ってこの下りは結構水でえぐられていて歩きにくい。夏草の成長が凄まじい。例年春に来るので様子が違っている。矢佐芝のコースのほうが一般的なのだろう。このコースを体力測定に使うことの意味が分かる。樹林を下り、13時35分林道に到着。道標を確認し、夏草を抜いたりして、14時30分最乗寺到着。トイレを借りて、着替えを済ませ、14時50分発大雄山駅行きのバスに乗り、乗り換えて3時20分松田駅到着後解散。いっぱい歩いてたくさん汗をかいて気持のいい山行でした。

  • 参加者
    隆儀、勝巳,才美、伊久枝、憲治、貞子、昭二、世義、幸子、茂子(10名)
  • コースタイム(着/発):
    矢佐芝 車止めゲート(/8:30)――見晴台(9:30/9:35)――稜線(11:10 )――明神が岳(11:30/11:35)――昼食(11:40/12:15)――最乗寺への分岐――林道(13:35/ 13:45)――最乗寺(14:30/)
  • メモ
    小田急線栢山駅からタクシーを予約したい時、伊豆箱根タクシーで予約可能 TEL 046-535-0818 栢山駅から矢佐芝車止めゲートまで、5人乗りで ¥2800、‐だった。

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