途中渋滞があったが8時30分、西丹沢自然教室に到着。リーダーから今回は沢歩きがあり滑りやすいので十分に注意をするようにとの話があり各自準備をする。その間地元の方から最近事故が多いので早めに下山してください、と注意を受ける。
予定より10分遅れて8時40分吉生さんを先頭に出発。吊橋を渡り、3か所ほどの堰堤を段の高い階段で乗り越え、丸太橋を右へ左へ20か所近く渡り、沢沿いの河原の道を歩く。丸太橋はどの橋も両端が石積みのブロックの上にがっしりと据えられ、真新しい金属の指導票が必要な個所ごとにきちんと整備され、管理が行き届いていることに有難さを覚えつつ歩くことが出来た。麓は紅葉には早いが緑と綺麗な水と柔らかい陽光が我々に新鮮なオゾンをたっぷり与えてくれて、非常に気持ちのよい山行だった。
40分歩くごとに格好のベンチがあり、休憩をとりながら快調に登る。途中才美さんが一輪だけ咲いていたイワシャジン(岩紗参)を見つけて教えてくれた。可愛い薄青色をした釣鐘型の花でキキョウの仲間だそうだ。標高1000m以上になってくると黄色や赤に色づき始めた木の葉が眼を楽しませてくれた。
10時30分「善六のタワ」を通過。タワというのは、こういうちょっとたわんだところを云うらしい。振り返るとなだらかな円錐形の山が見えるが、あれは大室山らしい。前方には畦ヶ丸の山頂と思われる山容が見える。ここからは丸太の梯子と階段の連続。ちょっとピッチが速すぎたか、途中で少し立ち休み。
11時35分頂上に到着、予定より1時間も早い。周りの見晴らしはきかないが、適度な気温と気持ちの良い風が汗ばんだ身体を癒してくれた。40分ほどゆっくり食事休憩、記念写真を撮ってからきみ子さんを先頭に下山開始。100mほど下りた所に避難小屋があり、そこでバスで一緒になった4人組と出会った。ずっと下った所にイワシャジンの群生があるよと教えてくれた。
小1時間ほど下って、大滝峠上で左折。大滝橋への下山道は登りの道と比べると段違いだった。指導票も古く、丸木橋も朽ち欠けているものが多かった。ステタロー沢からの沢沿いの道は途中で何度か見失い、赤いテープを見つけて戻るところもあった。単独行動だったら迷っていただろう。グループ行動の有難さがよく分った。
左の切り立った壁で途切れた道を渡る丸木橋のわきのじめじめした所にお目当てのイワシャジンの群生を見つけて、写真に収める。沢の水音が聞こえてきた頃、リーダーからバスの時間に間に合うように一寸急ぎましょうと声がかかり、大滝バス停への下りの林道を速足で歩く。
14時40分にバス停に到着、予定より2時間20分も早かった。ストックを縮めるなど支度をしているとお誂え向きに来た谷峨行きのバスに乗車、再び例の4人組と一緒になった。無人駅の谷峨からJRに乗車。御殿場線はJR東海で、スイカ・カードが使えず、回ってきた車掌から現金で乗車券を買う。松田で解散。
リーダー、サブリーダーの気配りで全員無事に山行を楽しむことができて何よりでした、お疲れ様でした。
※「畦が丸」の名前の由来が気になり調べてみたところ、「善六のタワ」付近にアセビ(馬酔木)の木が多くあり、丸い山である所からこの名が付いたようです、また尾根道が田のあぜ道のようだからと言う人もいるようです。
- コースタイム(着/発):
新松田駅前(7:00/7:15)――(バス)――西丹沢自然教室(8:30/8:40)――下棚沢出合い(9:15/9:20)――善六のタワ(10:35)――畦ヶ丸山頂(11:35/昼食/12:10)――大滝峠上(12:55)――一軒家避難小屋(13:30)――大滝橋バス停(14:40/14:47)――(バス)――谷峨駅(15:20/15:28)――松田駅(15:50/)(解散) - 参加者:
才美、紘正、世義、きみ子、昭、吉生、幸子、以上計7名 - 掛かった費用:
バス料金 1,150円(新松田駅前--西丹沢)、740円(大滝橋--谷峨駅前) - 往復歩数(私の歩数計の数字):
登り 7,870歩、下り 11,527歩、計 19,397歩
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