今回は例によって「最近歩いてない」「紅葉はどうだ」程度の突然山に行こうという熱病もの。よって、例外会で有志でとなる。それでも総行程8時間の本格的登山。天気はいいし、コースは今年5月に歩いているし、ヒルももう出ないだろうと。
5人乗ったタクシーがやたら狭い道を飛ばすので車酔いになる。相変わらずひとけのない札掛の「国民宿舎」の横を通り本格的な秋の「長尾尾根」に取りつく。巨木ブナ林の中、すでに廃校になった分校分岐などという懐かしい道標を過ぎ立派な道をジグザグ登り。途中、がけ崩れで橋が壊れおっかない所があるがこれさえなければ高齢者も子供連れにも楽しいハイキングコースだ。登るほどにキューハ沢側は見事な紅葉。いや、派手さはない、いぶし銀のような紅葉。 ぶなの林を抜け、静かな枯れ葉散る長尾尾根を紅葉見物をしながらゆったり歩けば、「いつの間にか」新大日に着く。この間3時間以上あったがもちろん人に出会うことはない。
やたらにイノシシの「ヌタバ」が多い。新大日からは、丹沢のメインコース「表尾根」だ。ここまで来ると何人かの登山者に出会う。不思議に平日は単独行が多い。出来上がったばかりのチラシを渡そうとするがチャ ンスがない。知らない人になかなか渡せるものではない。塔の岳は薄曇り。ちょっと寒い。ヒルよけのスパッツを外し早速大倉尾根の長い下りに入る。何とも歩きにくい石の道だ。長尾尾根は土と落ち葉を踏む道だからその対比が疲れを呼ぶ。それにしても丹沢の山小屋はほとんど平日は閉まっているので当てにしてはいけない。平日も確実にあいているのはこのコースでは塔の岳山荘だけだ。山小屋も商売だから人も来ない平日に開けるのは大変だろうが、全部が閉まっているのは小屋の性格からどう言うものだろうか。当番医制度のようなことは無理なのだろうか。何度かの休憩の後大倉バス停近の野菜スタンドで買い物。バスは数人の乗客。渋沢駅で健ハイ「御用達」のレストランで(ともかく安くて、うまくて、清潔で、親切で)打ち上げ。たっぷり歩いた後のビールはいい一日をもっと良い日にした。
思い立ったらサット山に出かけるこの自由をいつの間にか忘れていた。
- 日時 2008年10月27日(月)
- 参加者
三貴也、勝巳、才美、伊久枝、幸子、以上5名
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