No.204 三浦富士山(183m)・武山(200m)山行(2008.3.15)

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Miura-fuji_1.JPG(記録担当 茂)

 2月4日に計画されたが、前日の降雪で足場が悪いということで延期された計画のリベンジである。今回も前日は雷が鳴り強風雨で、天気予報を聞いていなければまたまた延期か?と気をもむ状況だったが、幸い予報では朝から晴れるということで安心して床につけた。

Miura-fuji_2.JPG 当日は予報通りの天気となり、久しぶりの山歩き(ハイキング?)に気分もウキウキ家を出た。津久井浜駅に集合。今日の参加者は10名。身支度をして7時55分出発する。キャベツやブロッコリーなどが植えられた畑の脇を、野菜談義をしながら歩く。30分ほど歩くと右手正面に津久井小学校が見えてくる。浅間神社の鳥居をくぐって階段を上り農道をのんびりと歩く。周囲は大根、キャベツ畑が広がり、ビニールハウスにはメロンの苗が植わっていた。

 しばらくすると左後方に海が見える所があり一寸休憩。気温も上がってきて少し汗ばむ感じになってきたのでみんな1枚脱ぎ、山頂の三浦富士を目指して出発。途中警察犬の訓練所があったが、声はすれども姿は見えず。

Miura-fuji_3.JPG 前日の雨でややぬかるんだ、ゆるやかな坂道を行き、右に石地蔵を見ると急な階段があり、一気に上がると第1の目的地、三浦富士の山頂に到着。歩き始めて約1時間弱。『旅行案内書などでは"三浦富士"と書かれているが、本来は"富士山"。道路地図には"富士山"と書かれており、7月1日には本家の富士山と同じ山開きが行われるという』

 右後方には海が見え、正面には富士山が頭の部分をくっきりと姿を見せていた。残念ながら裾の部分は雲に覆われていて全景は望めなかったが、頭だけ見える富士の景色もなかなか風情があって良かった。10分ほど休憩して出発。25分ほど歩くと見晴台。右斜め後方に湾が見え、空にはトンビが数羽、ピーヒョロロ、ピーヒョロと鳴きながら大きく輪を描いて飛んでいる。天気も良く、暖かい春のいかにものどかな風景である。5分ほど休憩して第二次大戦中に築かれた砲台跡がある砲台山に向かう。周囲が囲まれて眺望は良くないが、そのお陰で風も来ない、平らな芝生なので、ゆっくり15分ほど休憩する。

Miura-fuji_4.JPG 第2の目的地の武山は昔、日本(やまと)武尊(たけるのみこと)が東征のおりに登ったと言われ、武山となったと伝えられている。展望台に上がれば広大な眺望が得られるということだが、今日は残念ながら霞がかかったような天気で遠方の景色は見られなかった。近くにある武山不動尊(航海安全の浪切不動尊として漁師の信仰を集め、子宝や安産祈願の御利益もあると言われている)にお参りした後下山に向かう。

 下山路は、ここからアスハルトの自動車道を行くルートもあったが、簡単な広い道よりは山歩きらしい道を歩こうという、いつものリーダー流ルートを行こうと言うことになり、わずかに人が踏み慣らした道を下りていく。最初は所々木の枝に赤いリボンが結んであり、それを目印に下って行った。途中あやしげな所もあったが、なんとか正規の山道をたどりながら、途中かなりの急勾配の坂を一気に下り、京浜急行電鉄の軟式野球場(武山球場)のある広場に出た。

Miura-fuji_5.JPG ここから国道134号線沿いに長井港に向かう。途中富浦公園でトイレタイム、芝生の上で休憩。さらに見渡す限り一面のキャベツ、大根畑が広がる農道の中を歩く。そのスケールの大きさに圧倒される。こんなに大量のキャベツ、大根がいったいどこで消費されてしまうのかと思うくらいだ。しかも、収穫されずに捨てられる運命の野菜が、腐れかけてあちこちにある。もったいないと思いつつ、農家の人も好き好んで捨てているわけではないだろうしと、作りだめが出来ない、在庫が 出来ない農業の難しさ、農家のご苦労を内心思いながら後にする。

 長井漁港には1時過ぎに着き、マグロ専門の食堂(穐本物産)で、マグロ丼に舌づつみを打った後、思い思いにお土産を買い込んで帰路についた。

  • 日時:2008年3月15日(土)
  • 参加者
    孝儀、善右衛門、恵美子、勝巳、才美、紘正、邦子、茂、昭、幸子、以上計10名
  • コース:(着/発)
    京急線 津久井浜駅(7:45/7:55).........鳥居(8:20).........三浦富士(8:50/9:00)......見晴台(9:25/9:30).........砲台山(9:35/9:50).........武山/武山不動尊(10:10/10:40)......武山球場(京急軟式野球場)(12:05/12:10).........富浦公園(12:25/12:40).........長井漁港/昼食/お土産(13:10/14:25) ......バス......京急線 三崎口駅(14:45/15:52).........横浜駅へ

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コメント(2)

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肝心の『三浦富士』の写真がないので、裾を雲で覆われて頭だけ出ている富士を想像しながら読みました。
一面に広がっていたキャベツ畑のキャベツは、さぞかし柔らかくておいしいのだろうなぁ・・・と。
スイスのキャベツは、種類が違って、カチカチの硬いキャベツなのです!あんなので頭をゴツンとやられたら気を失うかもしれません。ハハハ ところが、つい最近フランス系のスーパーで、日本のキャベツに似たキャベツを見つけて飛びついて買いました!一個700円もして驚きましたが、まあ、卵一個が約100円する国だから、そんなもんかな・・・と納得した私でした。
輸入に頼りきっているスイスにいると、日本の豊か過ぎるほどの農産物事情、あらためてうらやましく思います。 ゆきより

茂さんの記録の通り、こまごまと見所の多いコースであったし、風景が大きいせいか、身体も心もなごんで、「このコースなら90歳まで歩けそうだ!」と意欲がわいてきました。

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このページは、akirafが2008年3月26日 17:27に書いたブログ記事です。

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