No.190 男体山(2484m)日光白根山(2577m)山行記録(2007.9.20-21)

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【第1日】2007年9月20日 晴

(記録担当 邦子)

NikkoShirane_1.jpg天候に恵まれた360°の眺望の山

 善右衛門車、謙司車に分乗し蓮田PAで合流の予定であったが、PAの少し手前の新郷付近で思いがけなく謙司車と合流。蓮田PAで朝食、トイレ休憩後、宇都宮インターから日光宇都宮道路に入り清滝へ、明智平にて休憩。車から降りると異様な山崩れをした雄大な男体山が目の前にあり、これからの山登りが少し不安になる。この山は活火山で二荒山神社の御神体として人々から崇拝されてきた山である。

 これより第二いろは坂をくねくねと登りきり中禅寺湖に出て国道120線を戦場ヶ原へ、三本松のところを裏男体林道に入る。樹林の中の私有地に入っていくような雰囲気の静かな林の細い道を30分位走り志津乗越の駐車場に8時50分に到着。

お天気が良いので雨具類など余分なものはザックから出して身支度を整え、9時出発。歩き始めてすぐに二荒山神社志津の宮の祠があり、無事登山の祈願をし朝露に濡れたシラビソの若葉が美しい林の道を登る。2合目に付くと急に目の前が開け、山崩れのための治水工事中、後ろを振り向くと美しい山容の太郎山が眼に入る。すぐに又林の中のガレた歩きにくい道を滑らないように登る。暑くて顔から汗が滴り落ちる。8合目付近に約50?60年前の噴火跡がありその続きの両側の急斜面が大規模な崩壊地でとても怖かった。9合目で休んでいると後ろを歩いていた才美さんたちが休まないで先に行くという。ここからは緩やかな道となり11時45分山頂に到着。山頂の岩場の上に男体山の御神体と思われる剣が立っていて、そこから奥の院のあたりまでなだらかで広い山頂となっていた。山頂の見晴台からは美しい中禅寺湖が眼下に広がり、遠くには富士山が目の前には明日登る白根山をはじめ尾瀬の燧ヶ岳、至仏山等が見えた。

NikkoShirane_2.jpg 昼食後、記念撮影をして登ってきた道を転ばないよう慎重に下り志津乗越の駐車場に2時45分到着。今夜の宿泊地 「シャレー丸沼」へ向かう、往路のときには気づかなかったがかなり上り坂になっていたのである。そのため下りはアクセルを踏まなくても自然に下っていると善右衛門さんが話していた。

 途中光徳牧場にて修学旅行の小学生の列に並びソフトクリームを買って食べた。コクがあってとても美味しかった。戦場ヶ原、湯元、金精峠を越え美しい丸沼のほとりを走り、「シャレー丸沼」に4時到着、予定時間より2時間も早く着きほっとする。朝の出発が早かったおかげである。

 部屋に案内されすぐに1番風呂で今日の汗を流し6時夕食、豪華なお食事にびっくり、先は第1日目の登頂に感謝して乾杯!明日の出発の用意をして8時就寝。

 

【第2日】2007年9月21日(金)快晴

(記録担当 幸子)

真っ青な空の下、日光白根山山頂へ

 日光白根山は標高2,577.6m関東以北の最高峰で栃木県と群馬県の県境にあり、昭和27年噴煙を上げた活火山。

 6時過ぎ、リュックサックを車に置きに外に出ると、ブラウス一枚では寒いくらい空気は冷たい。

 7時朝食(バイキング)

 雲ひとつない絶好の登山日和。シャレー丸沼から歩いて5?6分の丸沼高原スキー場のロープウェイ山麓駅から8時発のロープウェイに乗る。15分で一気に標高2,000mの山頂駅へ降りると、目前に白根山が堂々と聳えている。8時20分、レストハウスの脇から二荒山神社の鳥居をくぐり登山道に入り歩き易い道を行く。六地蔵、展望台への分岐より道は狭くなり、シラビソやコメヅカの樹林帯を登る。道の両側一面にカニコウモリの花がどこまでも続いている。

 血ノ池地獄の分岐から急坂となり8時40分、大日如来で休憩。ここから少し緩やかな歩き易い道になり七色平分岐へ着く。更に進むと急坂になり、左に白根山へ直登する旧コースが落石で通行止めになっている。右に迂回して新道を登る。樹林帯の登り道が続き、9時30分休憩。

 先に登った方が「富士山さんが見えます」とメモがあり、切り開きから雲上にくっきり富士山が見えた。更にジグザグに登るとパッと視界が開け、10時、森林限界に出る。ここ一帯はジャクナゲなどのお花畑だが、残念ながらもうお花は終わっている。

 ここから先はザレ場の急登になる。ザレ場から見る白根山を背景に写真を撮り、更に登ると頂上の手前に大きな岩が点在し、青い空と岩に付いた黄緑色の苔のコントラストがすばらしい。更に登ると頂上の一角、左の峰に奥白根神社が見える。白根山山頂に着く。山頂は登山者で賑わっていて順番に写真を撮り、少し右に入り休憩。勝巳さんより甘いみかんをいただく。重い物を本当にご馳走様でした。

 山頂から展望は360度で、目の前に昨日登った男体山はじめ、日光連山や尾瀬の燧ヶ岳、遥か遠くには富士山、上越の山々が眺望でき水墨画を見ているようだ。またここから見下ろすエメラルドグリーンの五色沼がとても美しい。

 下山は弥陀ヶ池に向かう。急坂のガレ場が続きスリップや落石に注意しながら岩場は両手をついて慎重に下る。昼食は10分で済ませ、ひたすら下ると分岐で弥陀ヶ池には行かず左の山頂駅へ向かう。黄色のハンゴンソウの花が咲いている谷間を下る。

 六地蔵、七色平分岐で休憩。 ここから左の七色平に向かうと右側に電気棚に囲まれたお花畑では、シラネアオイやハクサンフウロなどの植物が保護されている。

 七色平の分岐で来た道に戻り休憩。不動岩を過ぎ、山頂駅に戻る。山頂駅には「天空の足湯」がある。

 濃厚なミルクのソフトクリームを食し、白根山の前で写真を撮り、ロープウェイに乗る。ロープウェイから後ろを見ると真正面に白根山がドーンと大きく見え、皆で感激する。

シャレー丸沼に戻る。お花もう終わりを告げ、紅葉には少し早いこの時期、静かで観光客が殆どなく、ロープウェイは空いていた。好天に恵まれ山頂からの眺めに感動し、温泉で汗を流し満足感で、シャレー丸沼を後にする。

 国道120号線で沼田へ。沼田インターより関越自動車道赤城高原サービスエリアで給油を済ませ、謙司車と別れ、ここで解散。

 善右衛門さん、謙司さん車の運転、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

  • 日時:2007.9.20-21
  • 参加者
    善右衛門、勝巳、才美、伊久枝、邦子、謙司、幸子、以上計7名
  • コースタイム(着/発)
    • 【第1日】二俣川(5:00)......蓮田PA(6:00/6:30)......明智平(8:00/8:10)......志津乗越駐車場(8:50/9:00)......休憩(10:00/10:10)......休憩(10:45/10:55)......休憩(11:25/11:30)......男体山山頂(11:45/12:25)......休憩(12:45/12:50)......休憩(1:45/1:55)......休憩(2:20/2:30)......志津乗越駐車場(2:45/3:00)......光徳牧場(3:25/3:40)......シャレー丸沼(4:00)......夕食(6:00)......就寝(8:00)
    • 【第2日】朝食(7:00)......シャレー丸沼(/7:40)......山麓駅(/8:00)......山頂駅(8:15/8:20)......(登山開始)......血ノ池地獄分岐......大日如来(8:40)......休憩(9:30)......森林限界(10:00)......ザレ場急登......白根山山頂(10:40/11:15)......(下山)......昼食(12:00/12:10)......六地蔵、七色平分岐(12:40)......山頂駅(13:25/13:35)......シャレー丸沼(14:00/入浴/15:00)......沼田IC......赤城高原SA(16:20)(解散)

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このページは、akirafが2007年10月 1日 10:39に書いたブログ記事です。

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