No.173 浜石岳(707m)山行記録(2007.2.21)

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Hamaishi_2.JPG(記録担当 茂)

 今日の参加者は12名。集合場所が目的地近くのJR由比駅なので、参加者は横浜駅経由JR組と小田急経由組に分かれ、思い思いに由比駅に向かった。天候は前日の冷たい雨が嘘のように晴れて、小田原を過ぎると車窓からは真っ白に雪を頂いた富士山がくっきりと見えてきた。由比駅からは3台のタクシーに分乗して登山口の青少年野外センターに向かった。

Hamaishi_1.JPG 青少年野外センターは標高550m。身支度を整えさっそく歩き始める。雨上がりのしっとりとした土の感触が靴底から伝わってきて実に気持ちが良い。筆者にとっては今年初めての山歩きなので殊更その感が強いのかもしれない。2月の山行とは思えないほど暖かく、少し歩くと汗ばむくらいだ。ヒノキ林をしばらく歩いて小休止する。

 春のような陽気に誘われて先頭を行くリーダーの足取りも軽く、予定時間よりも大幅に早く山頂の浜石岳に到着したのが10時10分。普段家にいれば遅い朝食を済ませてのんびりと朝刊でも読んでいる時間だが、ここで健ハイの山行としては珍しく(?)たっぷりと35分の休憩時間をとり早めの昼食をとる。山頂は天候にも恵まれて、ふれ込み通り360度の眺望で、正面には雪をいただいた富士山、やや左手前方には甲斐駒ケ岳、その左には間ノ岳などの連山がくっきりと見えた。後を振り返ると駿河湾、こちらは暖かい陽気のせいかややもやがかかって霞んで見えたが、穏やかな海面が広がっていた。タクシーの運転手が、「少し風が吹いていた方が伊豆半島までくっきりと見えて眺望を楽しめますよ」と言っていたがまさにその通り。山歩きには絶好だが、今日は全く風もなく残念!・・・・・と一寸贅沢な気分になった。

Hamaishi_3.JPG 頂上にある方角と山々の名前を印した石版(浅学の筆者は正式の呼称を知らないのでこのように呼ばせていただく)の手前で腰をかがめ富士山方向を眺めると、この石版に富士山が逆さ富士の恰好で映って見える、と後から登ってきた登山者が教えてくれたので見てみる。本当!!見事な逆さ富士が見えた。

 時間がたっぷりあったので、東側斜面の草原に大の字になって、春のような暖かい陽射しをあびているうちに、「そろそろ出発!」のリーダーの声で下山にかかる。

Hamaishi_4.JPG 途中休憩を入れながら1時間半ほど歩いて樹林を抜けると、パッと開けて遠く眼下に駿河湾や富士市が見えた。駿河湾は小波一つない穏やかさで、春の海という景色だ。

 ここまでは全く順調。参加者からは「こんな楽な山歩きだったら、まだまだいけるわね」と言った声も聞かれ、なんとなく物足りない登山に終わりそうだった。

 こんな雰囲気を察したのか? この辺りから、低いキウイ畑の中を腰をかがめながら下り、上りしたり、ロープをつたって急な坂を登ったりと、計画外の訓練山行となった。途中、少し遅いフキノトウを採ったりして心和む時もあったが、時には道なき道を行くなど約2時間。しかしそれもリーダー達の沈着・冷静な判断で、西山寺に向かう分岐道まで戻った。

 舗装道路に出てしばらく歩くと道路脇にみかん畑があり、勝巳さんが農家の人と交渉して「スウィートスプリング」とか言う甘いみかんや甘夏を超格安で譲ってくれると言うので、みんなでビニール袋一杯に収穫する。

 下りきって旧東海道沿いにある店で、これも格安の値段で「桜えびの釜揚げ」、「干し桜えび」や「しらす」などを買い求め、全員ルンルン気分で無事15時半に由比駅に帰ってきた。 東海道線の列車の中で他の乗客の目を気にしつつ、缶ビールで乾杯!小田原駅、海老名駅で散会した。

  • 日時:2007年2月21日
  • 参加者
    三貴也、孝儀、多摩江、龍太、勝巳、才美、紘正、邦子、貞子、茂、昭、幸子、以上計12名
  • コースタイム(着/発):
    JR由比駅(9:10発)......(タクシー)......青少年野外センター(9:25/9:30)......小休止(9:45/9:50)......浜石岳山頂(10:10/早めの昼食/10:45)......休憩(11:40/12:00)......駿河湾、富士市が一望出来る分岐(12:20/12:30)......山中道なき道を訓練山行(?)約2時間......みかん畑(14:25/14:40)......(途中で買物)......由比駅(15:30/15:50)......小田原駅(17:20/17:30)......海老名駅(18:20)(解散)

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このページは、akirafが2007年2月27日 09:23に書いたブログ記事です。

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