No.163 扇山(1138m)・百蔵山(1003m)山行記録(2006.11.2)

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Ogiyama_1.JPG上った下った800メートルの標高差

(記録担当 きみ子)

 鳥沢駅から扇山登山口までタクシーで行く。11月だというのに沿道の木々は緑のままだ。はるか山並みを見てもまだ色はかわっていない。

 登山口の案内板を前にしてリーダーの説明。「今日の行程は6時間ぐらい」と。私は、久しぶりの登山だ、皆さんに迷惑をかけまいぞと気を引き締める。歩き出すと、道のあちこちに猪のヌタ場があった。そういえば、運転手さんも「熊が出ています」と言っていたっけ。猪にも熊にも出会いたくないものだ。

Ogiyama_3.JPG 空は曇っているが、時折陽が差す。かんかん照りより歩きよいかもしれない。杉が間伐されていて、伐木がごろごろ転がっている。おかげで林はあかるくて気持ちがよい山道だ。はじめは緩やかなのぼりだったのに、次第にきつくなってきた。あえぎあえぎ登って10時、扇山と百蔵山の分岐に出る。リュックを置いて頂上に行く。のどやかな頂上。落葉松がほのかに紅く、他の木々も化粧し始めている。時折、紅色の木が一本、黄色い葉群れがあったりとうれしい風情だ。晴れていれば正面に富士山が見えるはずなのに。

 扇山と別れて百蔵山に向かう。「これから下りになるので、ここで昼食」とリーダー。宮谷の分岐で昼食。朝が早かったので、昼のおにぎりのおいしかったこと。

Ogiyama_4.jpg さて、下り。まあ、下る下る 一気に下る。800メートル地点まで、ぐーっと下ってしまった(なんと300メートルも)。右に赤松など雑木の明るい林、左に暗い杉林になっている道をしばらく歩く。やがてコタラ山を巻く道を通り、木の間がくれに百蔵山が見えてきた。が、まだ緩やかに下っていく。この調子では百蔵山は急登にちがいないと思っていたら、やっぱりその通りで、「ここから百蔵山」となった途端にすごい急登。誰一人ものを言わない。ひたすら上っていく。さっき下った分とあわせると200メートルを一気に上ったことになる。今日のハイライトだ。

 頂上にやっと着いた。百蔵大明神の石碑があり、広く細長い頂上だ。正面に市街地が見え、天気がよければ富士山をはじめ、いろいろな山が見えていることだろう。赤い葉をつけた木が一本。ススキがゆれている。足元にはリンドウが。色が薄くてややさびしげな風情で咲いている。

 大休止のあと下山。再び下りが続く。足元を見つめ、転ばないように慎重に歩く。やがて集落がみえてきた。神社みたいな大きな建物が見え、和田美術館とある。休館日のようで戸がしまっていた。どんなものが展示してあるのだろう。

 百蔵山下山口に出た。ここで身なりを整えて猿橋駅に向かう。駅近くになって振り仰ぐと扇山と百蔵山が堂々として私たちを見下ろしている。

  • 日時:2006年11月2日
  • 参加者
    孝儀、恒雄、勝巳、才美、伊久枝、邦子、きみ子、昭、幸子、以上計9名
  • コースタイム: (着/発)
    鳥沢駅(8:18/8:25)......(タクシー)......扇山登山口(/8:40)......(登山開始)......扇山・百蔵山分岐 (10:00/)......扇山山頂(10:10)......扇山・百蔵山分岐(/10:25)......宮谷分岐(11:00/昼食/11:35)......百蔵山山頂(12:30/13:00)......(下山開始)......百蔵山登山口(13:50)......猿橋駅(14:30/14:33)

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このページは、akirafが2006年11月13日 08:52に書いたブログ記事です。

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